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今回ARAが妥協選択したようなオートチューニング機能を持たないタイプの高短縮率HFモービルホイップは、どうしても良好SWR帯域幅が狭くなってしまいがちです。テスト運用を開始してみると、ただでさえHFハイバンドで『普通』に交信している局数がずいぶん減少してしまった雰囲気の中でCONDXがあまり芳しくない・・・と、きたもんですからARAが大好きな五目DX交信を釣りに例えれば『魚影が薄くなってしまった』 とでも表現できそう。

ずっと以前のHFモービル局全盛時代でしたら、昼間は21.420MHz界隈とか28.480/28.640/29.300MHz周辺に結構な数のHFハイバンドモービル各局とモービル局相手慣れした固定局の皆さんが集結していらしたのでCONDXさえ開けていれば交信相手局探しに苦労することはそんなにありませんでしたが、改めて各バンド内を眺め回してみればHFモービルハム界を取り巻く環境がいつの間にか『かなり厳しい方向』へと変遷してしまっているムードです。

そんな思いを胸にSWRメーターで各バンド全域にわたってチェックしてみると、ホイップアンテナに設定した中心周波数を上下に離れるにしたがって、いわゆる『吸い込み』が悪くなる状況があまりにもあからさまに確認できて精神衛生上よろしくありません。『全長が1m〜1.5mぐらいの短縮型モービルホイップアンテナ+小型モービルパワーでHF各バンドを駆けずり回るには、やはりオートマチックアンテナチューナーが必要かも?!』と、縁の下の倉庫棚から埃を払って引っ張り出してきたAT-180の再雇用・・・となりました。
(2009年12月)
 
付属のケーブル・コネクター類をそのまま使用してAT-180を二段重ねで追加したら配線がかなりごちゃごちゃになってしまいました。
IC-7000の樹脂製4つ脚に強力両面接着テープを貼って固定してみたのですが、よほどの振動とか与えない限りはとりあえず大丈夫そう。
 
IC-7000の表示確認のため、運転中に視線をセンターコンソール最下段に落とすのはやっぱり気が引けます。かといって、退屈なハイウエードライブ中に表示画面を確認したりダイアルを回したりバンドチェンジをしてみたい気持ちも抑えきれないのです。運転中のハンズフリーモード以外の携帯電話操作や通話はオーストラリアでも法律による規制がありますが、一般的な車載無線機やカーラジオ(ステレオ)の操作などに関しては携帯電話ほど厳しく規制されていません。

『あ〜ぁ、若い頃はこんなじゃなかったのに・・・』動体視力や運転能力の衰えを体感することが特に多くなったここ数年、IC-7000の外部ビデオ出力を活用させていただくことにしました。カーナビ画面と共用せずに専用の3.5インチモニターを増設して実際に使ってみると、モービル運用時の快適さが格段に向上することを実感できました。各プッシュボタン・ノブの配置や基本的な操作に慣れた後は、運転中でもスキャンさせたりシフトノブに手をかけたまま指先でダイアルや各ボタンをいじりながら視線を斜め左下に移動することなく前方視界の右端に常駐している増設3.5インチLCD表示をチラ見で確認、、、これで、懸案だった『コントロールパネル自体をダッシュボード右端に移動する・・・』、工作が苦手なARAが抱え込んでいた難題ともオサラバできるかも?!

 
LCDモニターは、eBayであれこれ目移りしながらチェックした結果、大き目の高解像度ワイド液晶がトレンドの昨今、640x480pix/3.5インチタイプは旧型・余剰在庫化してしまったのか新品で1500円ぐらいに値がこなれていた(最安値)のを見つけて香港の通販ショップにオーダーしました。

別売オプションのさまざまなカメラと組み合わせて後方確認するのがメインの用途みたいで、バック時には自動切替で優先表示になるリアビューカメラ用とバック時以外のデフォルト汎用ビデオ用の2系統(PAL/NTSC自動切換)コンポジットビデオインプット端子がついています。香港からの書留郵送料が1500円ぐらいかかるのがちょっと気になりましたが、『合計で3000円ぐらいだったらまあいいか・・・』と、、、1週間ぐらいで無事に到着。

さすがにこの価格ですとセンサーによるオートマチックとはいきませんが手動でLCDモニター単体の明るさ調整もできます。AT-180のACC端子からメインユニット連動のDC12Vを供給することで本体とシンクロしたON/OFF。 新品で1500円ですから『安物買いの・・・』になりそうな一抹の不安は拭いきれませんが、今のところは大満足。 カーステレオやハンズフリー携帯電話と共用しているスピーカーは使い勝手がよろしくないので、手持ちの外部スピーカーをIC-7000専用として邪魔にならず聞きやすそうな位置に増設しました。

AT-180を探しに入った縁の下の倉庫棚で見つけたTASCOのスキャンコンバータ・TSC-700Bを取り付けて、十年以上ぶりに『PC抜きの簡易SSTVモービル』を試してみたくなってきました・・・あっ、当初の志『なにげなく&さりげなく』とは裏腹にどんどんオタクモービル化しちゃいそう、、、いけませんねぇ、Hi!
(2010年1月)  
 
IC-7000専用にした外部LCDもさりげなく設置完了!、より快適なモービルシャック構築への貢献が期待できそうな外部ビデオ出力機能に感謝。
このような用途に限った場合、設置場所を選ばずフォント表示も大き目の3.5インチLCDモニター(マウスオーバー)はなかなかの重宝グッズ。
 
イースターの5連休にアルミ板をダッシュボードのカーブにあわせて少しずつ曲げて同系色塗装、ついに取り付け金具の自作→移転に成功!(マウスオーバー)
この取り付け位置でさえ表示画面に気をとられるとかなり危険だということに気がついて、運転中の前方視界右下端に常駐する外部液晶を残してあります。
 
ドライブウエーの上に小粒のスモモのような果実が収穫時期を迎えているのですが、アンテナが触るので出入りの度に大量落果してしまうのが悲しいです。
名前は知りませんが、プチトマトぐらいの大きさでクセのないあっさりした甘み・・・そのままでも冷やして食べてもなかなかFB!
 
週末がやってきたので雲ひとつないカンカン照りの青空の下、流れの勢いにのってついに大きな旧世代ディーゼル車にも手をつけ始めました。
ルーフラックを外し、IC-706MKIIGをセパレート化しようとしたところで気温42℃・・・作業を中止してエアコンの効いた室内に逃げ込むことに・・・
 
何年間も使われずに縁の下の棚にホコリをかぶって放置されていたAT-180が果たしてきちんと動作するかどうか不安でしたが、バンド切り替えと同時に素早くチューニングしてくれる優れモノは保管環境の悪さにも関わらずにバッチリとお役目を果たしてくれています。IC-7000コントロールパネルの[TUNE]ボタンを押すだけでちゃんと整合が取れていることがほとんど一瞬にして再確認できるのでモヤモヤ気分も晴れました。アンテナから電波がまともに輻射されているかどうかは別として、『とにかく、限りなくフルに近いパワーが逆戻りせずにIC-7000から送り出されているみたいだ・・・』という満足感(?)だけで他の電子デバイスに対するRF回り込みトラブルへの心配もかなり解消、なんとなくハッピーな気持になれるのですからヒトの心ってのは不思議(笑)。

モービル局でもセッティング完了後に配線のあちこちにEMI対策用パッチンコアを挿入しないと気が落ち着かないのも、ガソリン車に初期の電子制御式燃料噴射装置が導入されはじめたあの頃、2B94を使用した誠電社製・VHF/FMブースターや、当時は高嶺の花的な存在だったモトローラのVHFパワートランジスタを使ったLuna Electoronics社製・リニアアンプによるRF回り込みで(幸いにして交通事故には至りませんでしたが)『ちょっと怖い思い』をしたり、AM/FMラジオや8トラックカーステレオへのノイズ混入に悩まされた時以来のPTSD系取り越し苦労かもしれません。
 
IC-7000のメインユニットよりもAT-180の奥行きが深いのと各コネクター接続部分の出っ張りのせいで、イメージに描いていた救急箱トレーの仕切り枠内にスッキリ収まらなくなってしまったのがちょっと残念です。結局、救急箱をトランクルーム左端に空いていた別トレー上に移動してIC-7000を含めて当初のプランと前後を逆にして設置することで解決しました。

小型車モービル局への無線機本体や周辺機器の取り付けは、固定局への設置と違って、どうしてもスペース的に余裕のない場合が多いです。足裏に強力両面接着テープを貼ったIC-7000の位置を正確に定めないまま適当にAT-180の上に置いたとたんにはがれなくなってしまってAT-180の放熱が心配になってきたり・・・セッティングに関わる余計な手間を省くためにも、安全運転第一でモービル運用をしやすい車内環境への気配り・放熱・配線/コネクター類に必要なスペース確保も含めて、最初からちゃんと計画しておくことが大切ですよね!

何個か持っていた記憶だけは確かな5D2V用のL型コネクター/アダプターが、どこを探しても見つからないのもちょっと悔しかったです。工具類はもちろん、ジャンクやスペアパーツを『もしかしたら、いつの日にか使うかもしれないから・・・』と、その場の出来心のままに無造作にため込むばかりでなく、『必要があればいつでも取り出せるようにきちんと整理整頓しておく・・・』というのも大切なオタクワザの一つ・・・と、足の踏み場もないぐらいに散らかり放題の『自分だけの宝の山』に埋もれるようにたたずんで何十回目かの反省も。。。

海へもイカズ・山へもイカズのままARAのクリスマス&ニューイヤーホリデーシーズンはあっと言う間に終了、、、とりあえず新モービル局セッティングはこれにて一段落。ここしばらく、なんとなく遠のいていた趣味・アマチュア無線を通じて久々に充実したリフレッシュ気分を味わえた上に例え短時間でも日常的なHFモービル運用が可能な心の故郷的環境に戻れたこと・・・ 2010年のARA自身にとって新たな展開となったことは確かです。

商業主義の怒涛に呑み込まれるようにコストパフォーマンスを追及、合理化を極める・・・現役時代の大きなキーポイントの一つであることに異論はありません。・・・が、多くのシルバー(&予備軍)世代の皆さん、日常の暮らしの中でノンビリと四季が織りなす電離層の息吹と一体化、無線機の自作やモービル/移動運用、Award/DXハンティングなどに夢中だったあの頃のあれこれを想い浮かべながら『今だからこそ!』、改めてアマチュア無線趣味の真の魅力をマイペースで再開拓してごらんになられるのも一興だと思われませんか?!
相手局に受信してもらえて→応答していただけてこそのHF・DXモービル運用です・・・各局、なにとぞよろしくお願いいたします。
 
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